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金管アンサンブル楽譜

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アンドレア・ファルコニエーリ / arr. 中村孝志 : 金管十重奏

イタリアはナポリの作曲家、アンドレア・ファルコニエーリが1650年に出版した器楽曲集から以下の7曲を金管十重奏にアレンジしました。 1. Battaglia(悪魔の娘婿バラバーソの戦い) 2. La suave Melodia(甘いメロディーとそのクーラント) 3. Gallarda(ガイヤルド) 4. Fantasia detta la Portia(ファンタジア ポルティア) 5. Folias(タロティッリャ・デ・カラリェノス夫人のためのフォリア) 6. Passacalle(パッサーカーレ) 7. L'Eroica(英雄&チャッコーナ) <演奏にあたって> ダイナミクスやテンポ、アーティキュレーションは編曲者が参考までに付加したものです。これにこだわることなく、自由に演奏効果の高いものに変更して構いません。(例:1曲目、Battagliaの冒頭はそれぞれのフレーズをディクレッシェンドにしていますが、クレッシェンドで演奏しても面白いでしょう。またこの部分はフォルテで始めることもピアノで始めることも可能ですし、1群と2群のダイナミクスを異なるものにして掛け合いの効果を高めることもできるでしょう)

ジョン・ダウランド / arr. 中村孝志 : 金管五重奏

イギリスのトーマス・シンプソンが1610年に編纂した器楽曲集からジョン・ダウランド作のパヴァーヌを3曲、ブラスアンサンブル用にアレンジしました。フリューゲルホルン、ホルン、トロンボーン2本、テューバの変則5重奏の編成です。フリューゲルホルンのパートには繰り返し時に加える装飾のサンプルをつけてあります。必ずしもこの通りに演奏する必要はありませんが自分で即興する際の参考にしてください。

ジョバンニ・バッティスタ・ブオナメンテ / arr. 中村孝志 : 金管六重奏

ジョバンニ・バッティスタ・ブオナメンテの器楽曲集(1636年にヴェネチアで出版)から6声部のソナタ(曲集では第22曲目)をトランペット2本、トロンボーン4本の編成にアレンジしました。テュッティで始まる荘重な響きが印象的な曲です。もともとは最上声部がヴァイオリン(あるいはコルネット)を想定した曲であるため、全体の調性を4度下げ、それに応じてパートの割り振りを修正しています。

ロドヴィコ・ヴィアダーナ / arr. 中村孝志 : 金管八重奏

イタリアの作曲家ヴィアダーナの1610年の曲集Sinfonie musicaliから3つの8重奏曲をアレンジしました。3曲を一つにまとめていますが、それぞれ単独の演奏も可能です。いづれの曲もジョバンニ・ガブリエリなどのヴェネチア楽派でおなじみの、4声部から成る2つのグループが対話風に掛け合う複合唱様式となっています。La FiorentinaとLa Bergamascaは同じコード進行が繰り返されるオスティナート・バス形式の曲なので、テーマが戻ってきた時には適度に装飾アレンジを加えると演奏が引き立つでしょう。 La NapolitanaとLa Bergamascaの2曲は原調より全音下げ、La Fiorentinaは4度上げてアレンジしています。

ジョゼッフォ・グアーミ / arr. 中村孝志 : 金管八重奏

アレッサンドロ・ラヴェリイ (Alessandro Raverii)が編纂し、1608年にヴェネチアで出版された器楽曲集 Canzoni per sonare (全36曲)の中からジョゼッフォ・グアーミ作曲の8声のカンツォンを2曲取り上げました。トランペット2本トロンボーン2本から成る2つのグループが対話的にかけあいをする形式になっていますが、それぞれの第1声部には超絶技巧的なパッセージがあり、聴かせどころとなっています。記載した速度指定はあくまでも参考テンポですが、なるべくこのテンポより遅くならない方が良いでしょう。

ピエトロ・ラッピ / arr. 中村孝志 : 金管七重奏

ピエトロ・ラッピの1616年の器楽曲集からの2曲です。 この時代には即興的な装飾音符がつけられることが当時の演奏習慣でした。特にカデンツ(フレーズの終止)部分では必要不可欠だったようです。この譜面ではそうした装飾の一例をパート譜に小さな音符で加えてあります。必ずしもこの通りに演奏する必要はありませんが、実際の演奏に際しての参考としてみてください。

ザムエル・シャイト / arr. 中村孝志 : 金管八重奏

1620年にハンブルクで出版されたザムエル・シャイトのCantiones Sacrae(全部で38曲の賛美歌が含まれている宗教曲集)の中から以下の2曲を金管8重奏用に編曲しました。 第12曲 Nun komm, der Heiden Heiland 「来たれ、異教徒の救世主」 第15曲 In dulci jubilo 「甘き喜びのうちに」 どちらも当時人気のあったクリスマス用の曲で、シャイトの他にも様々な作曲家がこの旋律を元にした曲を残しています。

ジョバンニ・プリウーリ / arr. 中村孝志 : 金管六重奏
ジョバンニ・プリウーリ / arr. 中村孝志 : 金管八重奏
カミーユ・サン=サーンス / arr. 内田淳 : 金管十重奏

サン=サーンスが私的なコンサートの為に作曲した組曲「動物の謝肉祭」です。他の作曲家のメロディーをパロディーが含まれるため「白鳥」以外は生前に出版されませんでした。金管十重奏に打楽器とピアノを加えた編成になっています。 演奏時間:約26分

モーリス・ラヴェル / arr. 内田淳 : 金管十重奏

ラヴェル作曲のピアノ組曲「鏡」の中の1曲です。「のだめカンタービレ」でも使用されました。管弦楽版を元に金管アンサンブルにアレンジしました。 ※打楽器は省略しても演奏可能です。 演奏時間:約7分半

ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル / arr. 内田淳 : 金管十重奏

ヘンデル作曲の歌劇「リナルド」より6曲を抜粋して金管十重奏用にアレンジしました。 「リナルド」はトルクァート・タッソによる11世紀のエルサレムを舞台にした叙事詩『解放されたエルサレム』が原作である。 1. OVERTURE 2. ARIA : Sibilar gli angui d'Aletto 3. ARIA : Il vostro maggio de'bei verdi anni 4. SINFONIA 5. ARIA : Lascia ch'io pianga 6. MARCIA 演奏時間:約21分

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